© Tuukka Ervasti / Tammi
サミ・ヒルヴォ(Sami Hilvo, 1967年生まれ)はフィンランド人作家、日本語・フィンランド通訳および翻訳者。ヒルヴォの文学の核心には探求と新しい視点がある。
2010年に出版された処女小説『Viinakortti (酒購入許可証)』はヘルシンギン・サノマット文学賞 (フィンランドで最も権威のある処女小説賞) の最終候補となった。2012年にドイツ語に翻訳され、2013年には小説に基づいた演劇がフィンランドで初上演された。
2012年に出版された第2作目の『Rouva S. (マダム S.) 』は、21世紀の東京と平安京が舞台となり、トゥレンカンタヤ文学賞にノミネートされた。
2016年、3作目の小説『Pyhä peto (聖獣) 』がタンペレ市文学賞を受賞。
2020年、4作目の『Lajityypillistä käyttäytymistä(種特異的行動)』が出版された。
東京、ポーランド・ワルシャワに在住経験があり、現在はヘルシンキを拠点に第5作目の作品に取り組んでいる。