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朗読&トーク:トーマス・ブルスィヒ「東西統一とその後」

Germanyドイツ

日本語・英語同時通訳

3 日・祝 16:00 - 17:00
イタリア文化会館 アニェッリホール

壁の崩壊とそれに伴う東西ドイツ統一について、ときに真摯に、ときに諷刺をこめて、旧東ドイツの生活を描いてきた作家のトーマス・ブルスィヒを迎え朗読と対談を行います。朗読では小説 Wie es leuchtetを取り上げ、続く対談では、ブルスィヒ作品の翻訳者でもある粂川麻里生(慶応義塾大学教授)が対談相手を務め、すでに失われた旧東ドイツを文学において回顧的に描くことについて、また作品の中のスポーツの位置づけについて考察します。

トーマス・ブルスィヒ Thomas BRUSSIG

トーマス・ブルスィヒは1964年ベルリン生まれの作家・劇作家。1991年、小説 Wasserfarben で作家としてデビューしたのち、 Helden wie wir (僕ら英雄たち)(1995年)で国際的な名声を得た。ブルスィヒの作品は30か国以上の言語に翻訳されており、小説のほかにも劇作品や映画のための脚本も執筆している。2000年のドイツ映画賞を受賞した映画 「Sonnenallee(太陽通り)」の脚本ではレアンダー・ハウスマンと共にドイツ脚本賞(1999年)を受賞。他にも、2005年のカール・ツックマイヤー賞をはじめ、2012年には映画 Stankowskis Millionen の脚本に与えられたドイツコメディ賞など、さまざまな賞を受賞している。

粂川麻里生 Mario KUMEKAWA

慶應義塾大学大学院後期博士課程退学。『ワールドボクシング』誌記者、上智大学専任講師を経て、現在慶應義塾大学文学部教授・同大学アート・センター(KUAC)副所長。「ゲーテ自然科学の集い」代表。専門領域は近現代ドイツ文学、言語哲学、スポーツ史、大衆文化論。

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