ミハル・アイヴァス
作家
©David Konečný
1949年10月30日、プラハ生まれ。作家、哲学者。父はクリミア・カライム人、母はウィーン出身のチェコ人。カレル大学哲学部で学んだ後、さまざまな職を経て、1990年代に文芸新聞の『リテラールニー・ノヴィニ』で編集者として勤務。2003年からはカレル大学とチェコ科学アカデミーが共同運営する理論研究センターで活動。1989年以降、詩集『Vražda v hotelu Intercontinental(インターコンチネンタルホテルでの殺人)』(1989年)、短編集『Návrat starého varana(古いイグアナの帰還)』(1991年)、『もうひとつの街』(河出書房新社、2013年、原著は1993年発表)、『黄金時代』(河出書房新社、2014年、原著は2001年発表)、『Cesta na jih(南への道)』(2008年)などの小説や、『Světelný prales(光の密林)』(2003年)、『Cesta k pramenům smyslu(意味の源泉への道)』(2012年)、『Dynamický logos(ダイナミック・ロゴス)』(2023年)などの哲学的研究書、『Příběh znaků a prázdna(記号と空虚の物語)』(2006年)などのエッセイ集を出版。また、イヴァン・ハヴェルと共に哲学書簡集を3冊刊行。このほか、エルンスト・ユンガーの小説『大理石の断崖の上で』をドイツ語から翻訳。 ヤロスラフ・サイフェルト賞、チェコ国立文学賞、マグネシア・リテラ賞、ユトピアーレ・ヨーロッパ賞など名だたる文学賞を受賞。著作はこれまで24カ国語に翻訳されている。