チェコ語、日本語(逐次通訳あり)
22
月
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カテジナ・トゥチュコヴァー Kateřina Tučková
カテジナ・トゥチュコヴァーは1980年チェコ共和国ブルノ生まれ。2006年にマサリク大学哲学部(美術史、チェコ語、文学)にて学位を取得、2014年にプラハ・カレル大学の美術史研究博士課程修了。
トゥチュコヴァーはチェコの美術史家、評論家、劇作家、そして『The Expulsion of Gerta Schnirch 』(2009)および『The Žítková Goddesses』(2012)で知られるベストセラー作家である。他の代表的な作品として、『The Factory 』(2014)、『Heroins: Stories of extraordinary Czech women 』(2020)があげられる。チェコ史上初めての女性作曲家・指揮者の運命を描いた劇作品『Vitka』(2018)もまた大きな成功をおさめた。
トゥチュコヴァーは『The Expulsion of Gerta Schnirch』と『The Žítková Goddesses』の両作でチェコ最大の文学賞であるマグネジア・リテラ賞を受賞したほか、ブルノ市文学賞、ヨゼフ・シュクヴォレツキー賞、チェコベストセラー賞など、多数の文学賞を受賞している。また、全体主義政権研究機関による自由・民主主義・人権賞も受賞し、イタリアのサレルノで開催されたブックフェアではヨーロッパ文学賞を受賞。2015年から2018年にかけては国際的な異文化間コミュニケーションに焦点を当てたイベント、Meeting Brno festivalを創設し初代議長として活動した。
トゥチュヴァーは現在チェコ共和国のプラハ在住。その作品はこれまでに19言語に翻訳されている。
聞き手
豊島美波(とよしまみなみ) Minami Toyoshima
1994年神奈川県生まれ。東京大学人文社会系研究科現代文芸論専攻修士課程修了。2018年から2020年まで、チェコ政府奨学金プログラムでプラハのカレル大学に留学する。現在、同大学大学院哲学部チェコ学科・演劇学科正規修士課程に所属。専門はチェコ演劇・文学で、ヴァーツラフ・ハヴェルの戯曲を研究している。2020年度スザンナ・ロート翻訳コンテスト最優秀賞受賞。訳書にヴァーツラフ・ハヴェル『通達・謁見』(阿部賢一・豊島美波訳、松籟社、近刊)がある。また、チェコ共和国大使館公式ブログにて、留学生体験記を執筆(https://czechrepublic.jp/author/mina-toyoshima/)。