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失われた時を求め「ない」ーーレーメット、エストニア人の最後『蛇の言葉を話した男』をめぐって

トークイベント
Estoniaエストニア

日本語

24 18:15 - 19:30
オンライン配信(中継)

文芸評論家の倉本さおりと日本文学研究者の松浦マルギスが、エストニアのベストセラー小説『蛇の言葉を話した男』の魅力を語り尽くす。進行は、担当編集者の田中優子。著者キヴィラフクからのビデオメッセージも紹介。

(ビデオメッセージ)

アンドルス・キヴィラフク Andrus Kivirähk

1970年生まれのエストニア人作家。2007年発表の本作品は寓話的にエストニアの歴史や政治を風刺し、市場歴代トップ10に入る大ベストセラーとなった。また、フランス語版がケン・リュウ、ケリー・リンク等も受賞したイマジネーション賞を受賞、ヨーロッパ諸国で大きな話題となり、英語版を含め世界13か国以上で翻訳され、大きな成功を収めた。

倉本さおり

書評家。共同通信文芸時評「デザインする文学」、文藝「はばたけ! くらもと偏愛編集室」、週刊新潮「ベストセラー街道をゆく!」連載中。他、小説トリッパー、小説すばる、ダ・ヴィンチなど。『文學界』新人小説月評(2018)、毎日新聞文芸時評「私のおすすめ」(2019)。TBS「文化系トークラジオLife」サブパーソナリティ。

松浦マルギス

1982年生まれ。エストニア出身。2011年に日本近代文学を研究するために来日。2015年3月に早稲田大学日本語日本文学修士各位を獲得。2015年4月に博士課程に入学。2020年に退学。2010年から趣味として翻訳活動を始まり、太宰治『人間失格』 村上春樹 著 『像の消滅』『1Q84』『走ることについて語るときに僕の語ること』を日本語からエストニア語に翻訳したことがある。

田中優子

編集者。河出書房新社で「文藝」編集部勤務後、翻訳出版書籍編集を中心に従事。版権業務も長く担当し、海外のブックフェアへ赴き輸入のみならず日本語の本の輸出も担当。2020年春、独立。ショーン・タンの日本における代理人としてマーチャンダイジング等、書籍のみならず多方面で活動中。最新の編集作品は『旅する小舟』(求龍堂)。㈱みにさん・田中優子事務所代表。