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世界で活躍するヨーロッパの作家たち

Spainスペイン
Portugalポルトガル
Finlandフィンランド
Austriaオーストリア
Belgiumベルギー

日本語・英語同時通訳

4 月・祝 14:45 - 16:15(第1部) 16:30-18:00(第2部)
駐日欧州連合代表部 シューマン講堂

第1部 スペイン、ポルトガル、フィンランドの3カ国を代表する作家による朗読と自作の紹介

第2部 オーストリア、ベルギーの作家による朗読と自作紹介に続き、芥川賞作家・上田岳弘とのトーク。日欧の文学界で活躍する作家たちによるセッション

第1部

メンチュウ・グティエレス Menchu Gutiérrez

小説家、詩人、エッセイスト、翻訳家。マドリードとロンドンにてアートと文学を学ぶ。作品においては、自らが存在するという感覚を理解するために、人間の内面を深く探る必要があるという不思議を探求。主な作品は詩集:La mujer ensimismada (ぼっとうしていた女、2001); Disección de una tormenta (嵐の解剖、2005); El faro por dentro (灯台の名から、2011); Araña, cisne, caballo (蜘蛛、白鳥、馬、2014)、伝記文学:San Juan de la Cruz (聖フアン・デ・ラ・クルス、2003)。

第1部

ヴァルテル・ウーゴ・マイン Valter Hugo MÃE

1971年にポルトガルの旧植民国であるアンゴラに生まれ幼少期にポルトガルに移住した。小説 O remorso de Baltazar Serapião (バルタザール・セラピアォンの後悔・未訳)でジョゼ・サラマーゴ賞を2007年に受賞して作家として認められ2012年にはA máquina de fazer espanhóis. (スペイン人製造機・未訳)がポルトガル語圏で最大の文芸賞の1つであるポルトガル・テレコム文芸賞(現オセアノス賞)を受賞した。作家としての活動のほか、音楽家、映像アーティストとしても知られ、ポルトガルではアートと音楽についての著作も出版している。また、編集者として短篇集なども出版している。

第1部

ミーア・カンキマキ Mia Kankimäki

1971年生まれ、編集者、コピーライターとして活動した後、清少納言を題材にした処女作Things That Make One’s Heart Beat Faster(鼓動を高めるもの)(2013年)を執筆。第二作目The Women I Think about at Night(私が夜に思う女達)(2018年) は歴史上のインスピレーショナルな女流作家、探検家、芸術家について描かれた紀行および伝記。

第2部

トーマス・シュタングル Thomas STANGL

1966年1月4日ウィーン生まれ。大学で哲学とスペイン語スペイン文学を学び、1991年終了。90年代はじめからエッセイ、書評、散文などを新聞や文芸誌に発表。処女小説『唯一の場所(„Der einzige Ort“)』を2004年に発表、アスペクテ文学賞で最優秀散文新人賞を受賞。その後も定期的に著作を発表、オーストリア連邦首相府文学奨励賞、ドイツ・シラー財団賞など受賞歴多数。著書は英語、フランス語、スペイン語、オランダ語などに翻訳されている。巧みな語り手、思慮深いエッセイスト、また同時代の出来事に対しては鋭い観察者として、注目を集めている。

第2部

ヨハン・ローレンス Johan LAUWEREYNS

1969年、ベルギーのアントワープ生まれ。1998年にルーヴェン大学で心理学の博士号を取得。視覚的注意の研究を専門として、米国およびニュージーランドで研究者および教師として勤務。 2010年以来、九州大学の教授。 オランダ語と英語で、20冊以上の詩、エッセイ、小説を出版。 2012年に名門VSB詩賞を受賞した。最近ローレンス存応というペン名で、英語と日本語で並行して書き始めた。現在のプロジェクトは、「公聴会」という大学生活の風刺である。

第2部 聞き手

上田岳弘 Takahiro UEDA

1979年生れ。早稲田大学卒。2013年『太陽』で新潮新人賞。『私の恋人』で三島賞。『塔と重力』で芸術選奨。『ニムロッド』で芥川賞。

駐日欧州連合代表部

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