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上映&トーク『アロイス・ネーベル』

Czech-Republicチェコ

チェコ語・日本語逐次通訳

24 18:00 - 21:00
チェコセンター東京(チェコ共和国大使館内) チェコセンター東京

監督:トマーシュ・ルニャーク/2011年/チェコ、ドイツ/87分/チェコ語、ドイツ語、ロシア語(日本語字幕)【BD

ヤロスラフ・ルディシュ原作のグラフィックノベル三部作を映画化した『アロイス・ネーベル』(ワルシャワ国際映画祭出品、ヨーロッパ映画賞最優秀アニメーション賞受賞)の上映後、ルディシュ本人とチェコ文学研究家の阿部賢一が作品について語り合います。

ヤロスラフ・ルディシュJaroslav RUDIŠ(原作者)

阿部賢一Kenichi ABE東京大学准教授、チェコ文学研究者

ヤロスラフ・ルディシュ Jaroslav RUDIŠ

1972年、チェコスロバキア(当時)トゥルノフ生まれ。小説家、グラフィック・ノベル作家、劇作家、朗読劇作家、脚本家。処女作『ベルリンの下の空』(原題Nebe pod Berlínem)で2002年イジー・オルテン賞を受賞。グラフィック・ノベル三部作『アロイス・ネーベル』(イラストレーターのヤロミール99との共作、2003年・2004年・2005年にチェコで刊行)は2011年にアニメーション映画化され、2012年ヨーロッパ映画賞のアニメ映画賞を受賞した。

映画化もされた小説『グランドホテル』(原題Grandhotel)は2006年に発表された。近年の作品には、『ヘルシンキのパンクの終焉』(原題Konec punku v Helsinkách、2010)、『国民大通り』(原題Národní třída、2013)、『ボヘミアン・パラダイス』(原題Český ráj、2018)がある。いずれも未邦訳。

これまでの作品は10以上の言語に翻訳されている。
ルディシュは現在チェコ北部のコムニツェ・ナド・ポペルコウおよびベルリンに暮らし、チェコ語とドイツ語で執筆している。

阿部賢一 Kenichi ABE

1972年、東京生まれ。東京大学人文社会系研究科准教授。チェコを中心とする中東欧の文学・美術、シュルレアリスム、比較文学に関心を寄せている。著書に『複数形のプラハ』(人文書院)、『カレル・タイゲ ポエジーの探求者』(水声社)など、訳書にアイヴァス『もうひとつの街』(河出書房新社)、フラバル『剃髪式』(松籟社)、オウジェドニーク『エウロペアナ 20世紀史概説』(第一回日本翻訳大賞受賞)、セイヤー『プラハ、20世紀の首都 あるシュルレアリスム的な歴史』(以上、共訳、白水社)などがある。

チェコセンター東京(チェコ共和国大使館内)

東京都渋谷区広尾2-16
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※恵比寿駅、渋谷駅よりバス「日赤医療センター前」下車徒歩5分