日本語・英語同時通訳(イタリア語・日本語逐次通訳)
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土
16:00 - 17:00
イタリア文化会館
アニェッリホール
イタリア文学の最高峰「ストレーガ賞」を受賞し、世界39言語に翻訳された国際的ベストセラー『帰れない山』(新潮クレスト・ブックス、2018年10月刊)の邦訳出版を記念して、作家による朗読と、クレストブックスを立ち上げ、多くの優れた外国文学を日本に紹介してきた元新潮社の編集者で、現在は作家として活躍している松家仁之との対談を行います。
パオロ・コニェッティ Paolo COGNETTI (イタリア・ミラノ生まれ。幼い頃から父親と登山に親しみ、現在は1年の半分をアルプス山麓で、残りをミラノで過ごしながら執筆活動に専念する)
松家仁之Masashi MATSUIE (小説家、編集者。新潮社にて海外文学シリーズ〈新潮クレスト・ブックス〉、季刊総合誌「考える人」を創刊。2010年退職後、長篇小説『火山のふもとで』、『光の犬』を刊行)
© Roberta Roberto
パオロ・コニェッティ Paolo COGNETTI
1978年、イタリアのミラノ生まれ。18歳の頃から創作を始める。大学で数学を専攻するかたわら、アメリカ文学を独学するも、大学は中退。その後、ミラノの映画学校に通い、友人と制作会社を設立、ドキュメンタリーの制作に携わる。2004年に短篇集「成功する女性のためのマニュアル」で作家デビュー。2012年には連作短篇集「ソフィアは黒い服ばかり着る」で〈ストレーガ賞〉のファイナリストとなる。
2016年に発表した初の本格的な長編小説、『帰れない山』で、イタリア文学界の最高峰とされる〈ストレーガ賞〉と、同賞ヤング部門とのダブル受賞という快挙を成し遂げたほか、30か国以上で翻訳され、フランスのメディシス賞外国小説部門を受賞するなど海外でも高く評価されている。本国イタリアでは舞台化され、映画の制作も進められている。コニェッティ自身、幼い頃から父親と登山に親しみ、現在は1年の半分をアルプス山麓で、残りをミラノで過ごしながら執筆活動に専念する。
『帰れない山』の邦訳は、新潮社クレスト・ブックスより、10月に刊行予定
松家 仁之 Masahi MATSUIE
1958年、東京生まれ。82年、新潮社入社。海外文学シリーズ〈新潮クレスト・ブックス〉、季刊総合誌「考える人」を創刊。「芸術新潮」編集長兼務ののち、2010年退職。12年、長篇小説『火山のふもとで』を発表。同書で読売文学賞受賞。17年、長篇小説『光の犬』刊行。同書で芸術選奨、河合隼雄物語賞を受賞。その他の小説作品に『沈むフランシス』『優雅なのかどうか、わからない』、編著・共著に『伊丹十三の本』『新しい須賀敦子』、新潮クレスト・ブックス・アンソロジー『美しい子ども』など。15年、雑誌「つるとはな」創刊に参加。『須賀敦子の手紙』、伊丹十三『ぼくの伯父さん 単行本未収録エッセイ集』を編集・刊行。16年、没後20年特別展「星野道夫の旅」の企画・制作、18年、『伊丹十三選集』全3巻(近刊)を編者をつとめる。
『帰れない山』 Le otto montagne
イタリア文化会館
千代田区九段南2-1-30
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