日本語・英語同時通訳
26
日
15:30 - 16:45
飯田橋会場
アンスティチュ・フランセ東京
エスパース・イマージュ
さまざまな言語と日本語の間の翻訳に取り組む文芸翻訳家たちや作家が共通の課題や関心について語り合う。参加者:ディーター・M・グレーフ(詩人、ドイツ)、酒寄進一(ドイツ・オーストリア文学翻訳)、大野光子(アイルランド文学翻訳)、西村由美(オランダ文学翻訳)、ナジ・アニタ(日本文学のハンガリー語への翻訳)、モデレーター:栗原俊秀(イタリア文学翻訳)
【登壇者プロフィール】
ディーター・M・グレーフ(Dieter M. Gräf )
ベルリンに住むフリーの作家。様々なプロジェクトで各地に出向き活動をしている。1985年以降、詩集やカタログを出版しており、その作品は多くの言語に翻訳されている。インターメディアな融合や展示は、文学とビジュアルアートの境界を揺れ動く。グレーフ氏は現在、レジデンスアーティスとして京都のヴィラ鴨川に滞在している。
酒寄進一(さかより・しんいち)
1958年生まれ。上智大学、ケルン大学、ミュンスター大学に学ぶ。和光大学教授。ドイツ文学翻訳家。主な訳書に『犯罪』『罪』『テロ』(シーラッハ)、『夏を殺す少女』『刺青の殺人者』(グルーバー)、『デーミアン』(ヘルマン・ヘッセ)など。
大野光子(おおの・みつこ)
米コネティカット・カレッジで学んだ後、奈良女子大学文学部英語英文学科卒業。名古屋大学大学院修士課程英文学専攻で学んだ後、愛知淑徳大学文学部助教授、 連合王国アルスター大学大学院修士課程兼担教授を歴任。奈良女子大学で 博士(文学)の学位を取得。平成21年より愛知淑徳大学退職・愛知淑徳大学名誉教授。著作には『女性たちのアイルランド』 (平凡社 、1998)ほか。IASIL (国際アイルランド文学協会) 日本支部理事 (1990- )・会長 (2006-2008)。
西村由美(にしむら・ゆみ)
東京外国語大学英米語学科卒業。1984年~86年オランダに住み、オランダ語を学ぶ。帰国後、外務省研修所などでオランダ語を教えるとともに、『オランダ語辞典』(講談社)の執筆や、オランダ語作品の翻訳に携わる。現在は、オランダ、ベルギーの児童書やYA作品を中心に、翻訳専業。主な訳書に、アニー・M・G・シュミット『ネコのミヌース』(徳間書店)、『イップとヤネケ』、『ペテフレッと荘のプルック』、トンケ・ドラフト『王への手紙』、『踊る光』、ヤン・デ・レーウ『15の夏を抱きしめて』(以上岩波書店)、ヘレン・コレイン『歌の力 日本軍女性収容所を生きる』(木犀社)などがある。
ナジ・アニタ(Anita Nagy)
ブダペスト(ハンガリー)生まれ。ブダペストで日本語・日本文学、ハンガリー語・ハンガリー文学、外国語としてのハンガリー語修士号取得。翻訳作品の中に、芥川賞受賞作「沖で待つ」を含む絲山秋子著の各短編、平出隆著「猫の客」、村上春樹著「1Q84(一部)」、「象の消滅」、「アフターダーク」、「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」、「走ることについて語るときに僕の語ること」、「女のいない男たち」がある。現在、駐日ハンガリー大使館、文化・教育担当官として勤務。
司会:黒原俊秀(くりはら・としひで)
京都大学総合人間学部、同大学院人間・環境学研究科修士課程を経て、イタリアに留学。カラブリア大学文学部専門課程近代文献学コース卒。訳書にジョルジョ・アガンベン『裸性』(共訳、平凡社)、アマーラ・ラクース『ヴィットーリオ広場のエレベーターをめぐる文明の衝突』『マルコーニ大通りにおけるイスラム式離婚狂想曲』、メラニア・G・マッツッコ『ダックスフントと女王さま』、ジョン・ファンテ『デイゴ・レッド』『バンディーニ家よ、春を待て』『満ちみてる生』、カルミネ・アバーテ『帰郷の祭り』(未知谷)がある。
DAY426日
飯田橋会場アンスティチュ・フランセ東京
新宿区市谷船河原町15
JR総武線「飯田橋」駅西口、地下鉄(有楽町線・南北線・東西線)「飯田橋」駅B3出口、都営地下鉄(大江戸線)「牛込神楽坂」駅A2出口より徒歩7分