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パネルディスカッション「文学選集を編む」:L・ヴァンホーテ × R・ズィンク × 池澤夏樹

Belgiumベルギー
Portugalポルトガル
Japan日本

日本語・英語同時通訳

23 木・祝 15:00 - 16:00
南麻布会場 駐日欧州連合代表部 シューマン講堂

ベルギーのL・ヴァンホーテ、ポルトガルのR・ズィンク、日本の池澤夏樹。作家や翻訳家であると同時に文学選集の編纂に深く関わってきた3人それぞれの視点から、「文学選集を編む」ことについて語り合う。

近年、「池澤夏樹=個人編集 世界文学全集」および同「日本文学全集」(各全30巻・河出書房新社)を刊行した作家・詩人の池澤夏樹と、アーツフランダース・ジャパンによるフランダース文学翻訳プロジェクト「フランダースの声」(既刊2巻・松籟社)の翻訳監修者を務めた作家・翻訳家のリュック・ヴァンホーテ、2018年から刊行予定の「現代ポルトガル文学選集(仮)」のアドバイザーを務める作家のルイ・ズィンク。それぞれの視点から現代において「文学選集を編む」ことの意義を考察する。

【登壇者プロフィール】

ルイ・ズィンク (Rui Zink)
1961年、リスボンに生まれる。小説家、エッセイスト、翻訳家、劇作家、脚本家、イベントプロデューサー、テレビやラジオのコメンテーター。リスボン新大学准教授。「クリエイティヴ・ライティング」の概念をポルトガルに紹介・導入し、この分野の先駆者となる。また、漫画やアニメーションを文学作品と位置づけその文学性を考察する研究者としても知られ、ポルトガル初のグラフィック・ノベル『A Arte Suprema』の原作者でもある。2018年以降、現代企画室から順次刊行が予定されている『現代ポルトガル文学選集(仮)』のアドバイザーを務める。

リュック・ヴァンホーテ (Luk Van Haute)
1963年、べルギー・デンデルモンデに生まれる。文芸翻訳家(オランダ語・日本語)、通訳、作家。レイデン大学(オランダ)、ゲント大学(ベルギー)その他で大学講師、実務翻訳、通訳など豊富な経験を持つ。大江健三郎、村上春樹、川端康成、夏目漱石など、日本作家のオランダ語訳を多数手掛ける。2015年、Filter文学翻訳賞受賞(オランダ)。公益財団法人アーツフランダース・ジャパンがフランダース文学翻訳プロジェクトとして制作出版している「フランダースの声」シリーズ(松籟社)の翻訳監修も務めている。

池澤夏樹(いけざわ なつき)
1945年北海道帯広市に生まれる。小学校から後は東京育ち。以後多くの旅を重ね、3年をギリシャで、10年を沖縄で、5年をフランスで過ごして、今は札幌在住。1987年『スティル・ライフ』で芥川賞を受賞。その後の作品に『マシアス・ギリの失脚』『花を運ぶ妹』『静かな大地』『キップをなくして』『カデナ』『アトミック・ボックス』など。自然と人間の関係について明晰な思索を重ね、数々の作品を生む。『池澤夏樹=個人編集 世界文学全集』(2011年完成)と『池澤夏樹=個人編集 日本文学全集』(2018年完成予定)を作る。

モデレーター:渡辺一史(ポルトガル文学・思想)

DAY123木・祝

南麻布会場駐日欧州連合代表部

港区南麻布4-6-28 ヨーロッパハウス

日比谷線「広尾駅」出口1より徒歩約10分