非母国語で書く - 言語により再定義されるアイデンティティー
マイナー言語で本を執筆・出版するというユニークな挑戦を続けている2人の日本人作家、三浦冨美子さんと済東鉄腸さんをゲストに迎え、京都文学レジデンシーの代表であり、作家・翻訳家・講師としても活躍する吉田恭子さんをモデレーターに対談を行います。
非母国語を学び、執筆するとはどのような経験なのだろうか? 異なる言語を学問として、また日々の生活を通して学ぶ彼らは、異言語間のニュアンスを捉え、その機微を自らが紡ぎ出す文章や制作過程に反映していきます。言語を探索する旅路は、彼らの世界を見る視点や読書習慣にも影響を与えました。
本対談では他にも、日本とヨーロッパの対照的な編集業界の慣習など、複数言語での執筆を経験する彼らからしか聞けない話にも触れる予定です。非母語話者の作家は、ヨーロッパと日本でそれぞれどのような存在として認識されているのでしょうか? 歓迎されるのか、それとも所属に難しさを感じるのか?
他に類を見ない経歴を持つ3人のスピーカーが織りなす対話は、言語と文学ファンにはたまらない貴重なストーリーの宝庫となることが期待されます。
※各イベントの内容や表記に関しましては、主催国の在日大使館・文化機関にお問い合わせお願いいたします。