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文学への好奇心を築く:世界の不思議をめぐる子供向けノンフィクション
文学には目に見えないものを明らかにし、様々な現実が存在する中で、この宇宙で最も複雑な考えと向き合わせてくれる力がある。文章と描画を通して科学の魅力、自然の驚異、歴史の面白みをどのように探求心のある読者に伝えるか。この難しい使命を引き受けた2人、オランダで最も人気な子供向けノンフィクション作家ヤン・パウル・スクッテンと、フランスのポップアップアーティストで子供向けノンフィクションのイラストレーターであるエレーヌ・ドゥルヴェールに話を聞く。
ヤン・パウル・スクッテン
ヤン・パウル・スクッテン Jan Paul Schutten (1970 ) は、オランダで最も人気な児童ノンフィクション作家の 1 人。歴史、自然、科学に重点を置き、オランダ語圏で出版された優れた児童書に与えられる「金の石筆賞」を2度受賞。 2015 年から 2017 年まで、オランダ児童書大使を務め、読書と読み書き能力の促進におけるノンフィクションの重要性に焦点を当てる。彼の作品は20カ国語に翻訳されている。
エレーヌ・ドゥルヴェール
デュペレ応用美術学校(パリ)卒業後、フリーランスのテキスタイルデザイナーとして活躍。現在は、パリとアトリエのあるバスク地方を拠点に活動する。『世界で一番美しい切り絵人体図鑑』(エクスナレッジ)で、2017年に「ボローニャ・ラガッツィ賞」ノンフィクション部門最優秀賞を受賞。邦訳書には他に『出産を巡る切り絵・しかけ図鑑』『海洋を冒険する切り絵・しかけ図鑑』『天空を旅する切り絵・しかけ図鑑』(以上、化学同人)がある。2015年には『Paris s’envole(空飛ぶパリ)』で児童書大賞「本の夜」賞を受賞している。