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シンポジウム 「作家が語るカフカ」
芥川賞受賞作家の上田岳弘、小山田浩子、藤野可織がフランツ・カフカとその作品から受けた影響や、自身のカフカ論について語る。司会は、カフカ作品の研究・翻訳者の京都大学大学院文学研究科・文学部准教授の川島隆。トーク後、「フランツ・カフカ ショートストーリーコンテスト」の授賞式が行われる。詳細はhttps://www.kafkaprojekt.com/
共催:チェコセンター東京、ゲーテ・インスティトゥート東京、ポーランド広報文化センター、オーストリア文化フォーラム東京、早稲田大学国際文学館、早稲田大学大学院文学研究科現代文芸コース
上田 岳弘
1979年、兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒業後、法人向けソリューションメーカーの立ち上げに参加し、その後役員となる。2013年、「太陽」で第45回新潮新人賞を受賞し、デビュー。2015年、「私の恋人」で第28回三島由紀夫賞を受賞。2018年、『塔と重力』で第68回芸術選奨新人賞を受賞。2019年に「ニムロッド」で第160回芥川賞を受賞。2022年、「旅のない」で第46回川端康成文学賞を受賞。
小山田 浩子
1983年広島県生まれ。2010年「工場」で第42回新潮新人賞受賞。2013年、同作収録の単行本『工場』で第30回織田作之助賞受賞。2014年「穴」で第150回芥川龍之介賞受賞。著書に『工場』『穴』『庭』『小島』(以上新潮社)、『パイプの中のかえる』(ignition gallery)。著書はアジアや欧米で翻訳・出版されている。
藤野 可織
1980年京都府生まれ。2006年「いやしい鳥」で第103回文學界新人賞、2013年「爪と目」で第149回芥川龍之介賞を受賞。近作に、『私は幽霊を見ない』(角川文庫)、『ドレス』(河出文庫)、『来世の記憶』(KADOKAWA)、『ピエタとトランジ』(講談社文庫)、『青木きららのちょっとした冒険』(講談社)などがある。2023年7月、『爪と目』(新潮文庫)の英語版"Nails and Eyes" (translated by Kendall Heitzman)をPushkin Pressより刊行。
川島 隆
1976年、京都府長岡京市生まれ。奈良県奈良市で育つ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学、博士(文学)。2013年より京都大学准教授。専門はドイツ文学、ジェンダー論、メディア論。主な研究対象はフランツ・カフカとヨハンナ・シュピーリ。『ハイジ神話』(晃洋書房 2015年)、『ポケットマスターピース01 カフカ』(集英社 2015年)、『変身』(角川文庫 2022年)などの訳書を手がける。