英語・日本語同時通訳
The Greek connection:ギリシャと日本の詩の関係
トークイベント詩人であり翻訳家でもあるハリー・ヨーセフのギリシャ語と日本語による著作物をもとにギリシャにおける俳句の評価に焦点を当て、また、ギリシャと日本の文学的風景、作家、ジャンル間の相互関係やつながりについても解説しつつ、ギリシャと日本の詩が出会う意外で多面的な方法について語り合う。
※ハリー・ヨーセフはリモート参加、福田耕佑は会場での登壇となります
ハリー・ヨーセフ
ハリー・ヨーセフはパリで生まれアテネで育つ。2014年に初の詩集「アヴゴニマ」(キャプテンブック社)を、2016年には二作目の「アグナファ・ラキ」(ソコリ社)を出版。2019年には詩的対話集「ログ・ネキイア」(ペリスポメニ社)と「ディ・アイランド・オブ・アイディアル・ジュライズ」(セクスピリコン社)が刊行される。更に2020年、モノローグ「トン・ストロファドン・エスティン」が印刷された。彼の詩、批評やその他文章は、印刷物/オンライン問わず、詩のレビュー欄や定期刊行物に掲載されてきた。
福田 耕佑
1990年愛媛県生まれ。京都大学文学西洋哲学史科で西洋哲学史を学び(主にスピノザ)、京都大学大学院現代文化学専攻(修士、博士)とテッサロニキ大学哲学部(客員研究員)で現代ギリシア文学史及び思想史を学ぶ(主にカザンザキスの思想と文学)。現在は京都大学文学部非常勤講師。ギリシア語での著述に「カザンザキスとギリシア性(ο Καζαντζάκης και η Ελληνικότητα),(« Νίκος Καζαντζάκης, Η απω-ανατολική ματιά » (Επιμέλεια Έλενα Αβραμίδου, Ένεκεν, 2019))があり、主な翻訳に『禁欲(Ασκητική)』(京緑社、2018)。