大国主義に抗する小国の歴史―エストニアのパワーの源 | DAY5

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エストニアの元首相マルト・ラールが執筆した A Bird’s-Eye View of Estonian History（一目でわかるエストニアの歴史）は６カ国語で出版され、エストニア史を学ぶ際の不可欠の教科書とされている。その日本語訳を完成させた元駐エストニア大使の北岡元が本作の紹介を通じてエストニアの魅力を語る。

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北岡元

1979年外務省入省。1996年に、まだ常駐の日本国大使がいなかったエストニアを、在フィンランド日本国大使館参事官として兼轄。帰国して、外務本省で国際情報課長、国立情報学研究所教授、政策研究大学院大学教授などを歴任。その後再び外国で勤務し、2016年在タジキスタン日本国大使、2019年に在エストニア日本国大使を歴任後、昨年10月に帰国し、12月に退官。

小森宏美

早稲田大学教育・総合科学学術院教授。専門は、エストニア近現代史。主要業績として、『エストニアの歴史認識と政治』（2009年）、『エストニアを知るための59章』（2012年）など。