フランス語(日本語への逐次通訳あり)
『ベケット氏の最期の時間 』
トークイベントノーベル賞作家サミュエル・ベケットが亡くなるまでの半年間を通して、老いと向き合う人間の普遍的な姿を描き出した『ベケット氏の最期の時間』(Le Tiers Temps)の作者が、本作について、ベケットとフランス文学、エグゾフィクションを書くプロセス等について語る。
※アンスティチュ・フランセ「読書の秋2022」との連携イベント
マイリス・べスリー
1982年フランス、ボルドー生まれ。ラジオドキュメンタリーのプロデュ―サーとして活躍後、2020年2月に本作『ベケッ ト氏の最期の時間』(Le Tiers Temps)がガ リマール社より刊行されデビュー。同年のゴンクール賞最優秀新人賞を受賞した。今年、英語圏で最も偉大な詩人、ウィリアム・バトラー・イェイツに関するエキサイティングな新作小説を上梓した。
聞き手
ドリアン助川
1962年東京生まれ。明治学院大学国際学部教授。作家・歌手。早稲田大学第一文学部東洋哲学科卒。日本ペンクラブ常務理事。長野パラリンピック大会歌『旅立ちの時』作詞者。放送作家・海外取材記者を経て、1990年バンド「叫ぶ詩人の会」を結成。ラジオ深夜放送のパーソナリティとしても活躍。担当したニッポン放送系列『正義のラジオ・ジャンベルジャン』が放送文化基金賞を受賞。同バンド解散後、2000年からニューヨークに3年間滞在し、日米混成バンドでライブを繰り広げる。帰国後は明川哲也の第二筆名も交え、本格的に執筆を開始。著書多数。小説『あん』は河瀬直美監督により映画化され、2015年カンヌ国際映画祭のオープニングフィルムとなる。また小説そのものもフランス、イギリス、ドイツ、イタリアなど22言語に翻訳されている。2017年、小説『あん』がフランスの「DOMITYS文学賞」と「読者による文庫本大賞(Le Prix des Lecteurs du Livre du Poche)の二冠を得る。2019年、『線量計と奥の細道』が「日本エッセイスト・クラブ賞」を受賞。