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日本語(通訳なし)

ミカ・ワルタリ『エジプト人』の翻訳について

トークイベント
2022年11月23日(水) 12:30 - 13:30 イタリア文化会館

ミカ・ワルタリの『エジプト人』(原題:Sinuhe egyptiläinen, 1945)はフィンランド文学作品の中でも最も名が知られ愛されてきたものの一つで、過去41か国語に訳されている。現在、セルボ貴子の翻訳により初めて原語から直接、旧訳での省略部分も含めた完訳にて2023年中にみずいろブックスより刊行予定で進められている。今回は作品を選んだ背景に加え、翻訳作業がどのように進められているか、フィンランド語と日本語の違いや苦労している点などを訳者が語る。

セルボ貴子

セルボ貴子

1972年生まれ。フィンランド西部のポリ市に2001年より家族と在住。翻訳、通訳者。フィンランド語からの訳書は 『ムーミンの生みの親、 トーベ・ヤンソン』、『世界からコーヒーがなくなるまえに』等、現在五作目としてミカ・ワルタリの『エジプト人』を初の完訳中。靴家幸子氏との共著(2009年)あり。ミカ・ワルタリはフィンランドで最も有名な作家の一人で、読書好きの夫に薦められて読み始め、中でも一番好きな作家である。チョコレートとコーヒーをこよなく愛する。

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