8-2

『エルサレム』に見る歴史と科学の影

トークイベント
Portugalポルトガル

ポルトガル語、日本語(逐次通訳あり)

24 20:00 - 21:15
オンライン配信(中継)

作者のゴンサロ・M・タヴァレスと、精神科医であり、『精神病理学私記』(サリヴァン)、『レイシズム』(ベネディクト)などにより翻訳者としての評価も高い阿部大樹との対話を通して、作品の背景にあるヨーロッパとその歴史(戦争・虐殺・科学・宗教・倫理等)が落とす影について読み解いていきます。

ゴンサロ・M・タヴァレス Gonçalo M. Tavares

1970年アンゴラ生まれ。作家。リスボンの大学で科学理論を教える。著作はこれまでに約50カ国で出版され、『エルサレム』(河出書房新社)でジョゼ・サラマーゴ文学賞、ポルトガル・テレコム賞、レール賞を受賞。そのほか、多くの作品でフランス最優秀外国小説賞をはじめとする国内外の文学賞を受賞している。長編『エルサレム』と短篇『ヴァルザー氏と森』(『ポルトガル短篇小説傑作選 よみがえるルーススの声』・現代企画室に収録)が邦訳されている。

聞き手

阿部大樹 Daiju Abe

精神科医。『精神病理学私記』(サリヴァン)で第6回日本翻訳大賞受賞。訳書に『レイシズム』(ベネディクト)、『ヒッピーのはじまり』(ペリー)、著書に『翻訳目録』。