日本語・ハンガリー語/日本語・スペイン語(逐次通訳あり)
22
日
18:00 - 19:30
オンライン配信
第1部ではベストセラー『白のキング』が日本でも出版予定のハンガリーのドラゴマーン・ジェルジ、第2部では『天使のいる廃墟』が2020年に日本で出版されたスペインのフリオ・ホセ・オルドバスが、それぞれの作品の翻訳者を交えて作品について語ります。
第1部
ドラゴマーン・ジェルジ Dragomán György
ドラゴマーン・ジェルジ (1973年生まれ)はルーマニア・トランシルバニア地方生まれのハンガリーの作家、翻訳家。1988年にハンガリーへ移住し、現在ブダペスト在住。ハンガリー西部ソンバトヘイ市の高校で詩人・作家であるサボーT.アンナと知り合い、結婚。13歳から作品を手掛けており、短編と長編小説を中心に執筆中。ブダペストのELTE大学(ブダペスト大学)で英文化と哲学を学ぶ。既に30カ国語以上に翻訳されている小説『白のキング』が日本でも出版予定。Paris Review, Neue Zürcher Zeitung, Le Monde, The New York Timesなど、ハンガリー国内外の著名な新聞や雑誌にも作品を掲載。ハンガリーで作家に贈られるヨージェフ・アティッラ賞を受賞し、ブダペストにあるルーマニア文化センターの文化賞、『白のキング』はスイスのJan Michalski賞を受賞。
趣味は料理で、自身のホームページでは定期的にレシピを掲載しており、ハンガリーで料理本も出版予定。
簗瀬さやか Sayaka Yanase
大阪大学外国語学部非常勤講師。ハンガリー文学の翻訳・紹介に努める。訳書にナーダシュ・ペーテル作の『ある一族の物語の終わり』(共訳、松籟社)がある。
第2部
フリオ・ホセ・オルドバス Julio José Ordovás
フリオ・ホセ・オルドバスは1976年に現在も居住するサラゴサで生まれる。様々な新聞や雑誌に寄稿。詩集 Una pequeña historia de amor (小さな恋の物語)や日記集の En medio de todo (それにもかかわらず)など、多様なジャンルを培ってきた。初の小説 El anticuerpo(抗体)が英語とフランス語に翻訳される。2017年に2番目の小説である Paraíso alto(『天使のいる廃墟』白川貴子訳、東京創元社、2020年刊)が出版される。
白川 貴子 Takako Shirakawa
白川貴子は英語とスペイン語の翻訳に携わり2001年より38冊の本(その内7冊はスペイン語)を翻訳する。2010年より独協大学にて翻訳と読解方略を教える講師である。日本生まれ、国際基督教大学卒業。幼少期にパラグアイに6年、ブラジルでは4年を過ごし高校を卒業する。大学卒業後は国際交流基金に13年間勤務し、その後ノルウェー・オスローで7年過ごす。
日本語・英語・スペイン語・ボルトガル語とノルウェー語(少々)を話す。現在は三鷹在住で森鴎外と太宰治のお墓の近くに住む。
司会
ハイメ・アレハンドレ Jaime Alejandre
スペイン政府観光局 日本事務所局長