日本語(英語への同時通訳あり)
27
金
18:00 - 19:45
オンライン配信および駐日欧州連合代表部
第1部ではノーベル文学賞作家オルガ・トカルチュクをめぐる翻訳家小椋彩とポーランド広報文化センター所長の対話、第2部では東京在住のチェコ人作家アンナ・ツィマとチェコ文学翻訳家・研究者の対話をお届けします。
第1部
小椋彩 Hikaru Ogura
ポーランド・ロシア文学・文化研究。訳書にオルガ・トカルチュク『昼の家、夜の家』『逃亡派』(ともに白水社)、『プラヴィエクとそのほかの時代』(松籟社)、『迷子の魂』(岩波書店)など。東洋大学文学部助教。
マリア・ジュラフスカ Maria Żurawska
ポズナンのアダム・ミツキエヴィチ大学日本学科卒業、日本政府奨学生(日研生)として2009年から2010年まで島根大学に留学。卒業後、アダム・ミツキエヴィチ大学法学部で海外・国際外交、ワルシャワPISM外交アカデミーにて海外政治を学ぶ。
大学卒業後は通訳としてポーランドにある日本企業で働く傍ら、ヴロツワフの東芝テレビ中欧社(当時)で社長アシスタントとして勤務。2012年から2016年まで、在ポーランド日本国大使館勤務。
ポーランド広報文化センターには2016年末に副所長として着任、2018年2月からは所長に就任。
第2部
アンナ・ツィマ Anna Cima
アンナ・ツィマ(1991年生まれ)はチェコの小説家、翻訳家、イラストレーター。カレル大学哲学部日本研究学科卒。処女作『Probudím se na Šibuji』(仮邦題『シブヤで目覚める』、河出書房新社より2021年刊行予定)はマグネジア・リテラ文学賞新人賞、イジー・オルテン文学賞、「チェコの本」文学賞を受賞。現在は日本在住。
阿部賢一 Kenichi Abe
1972年、東京生まれ。東京大学人文社会系研究科准教授。チェコを中心とする中東欧の文学・美術、シュルレアリスム、比較文学に関心を寄せている。著書に『複数形のプラハ』(人文書院)、『カレル・タイゲ ポエジーの探求者』(水声社)など、訳書にアイヴァス『もうひとつの街』(河出書房新社)、フラバル『剃髪式』(松籟社)、オウジェドニーク『エウロペアナ 20世紀史概説』(第一回日本翻訳大賞受賞)、セイヤー『プラハ、20世紀の首都 あるシュルレアリスム的な歴史』(以上、共訳、白水社)などがある。
須藤輝彦 Teruhiko Sudo
1988年生まれ。東京大学大学院博士後期課程、ソルボンヌ大学Master 2課程在籍。ミラン・クンデラを中心に、チェコと中東欧の文学・思想を研究中。論文に「亡命期のクンデラと世界文学」(『れにくさ』第8号)、「偶然性と運命」(『スラブ学論集』第20号)、インターネット上の書きものに「燃えるノートルダム」(集英社新書プラス)、「中空プラハ」(個人ブログ)、短篇小説に「中二階の風景」(『シンフォニカ』第2号)、訳書にモラヴィア美術館『美術館って、おもしろい!』(河出書房新社、阿部賢一との共訳)がある。