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ポーランドの作家スタニスワフ・レムをめぐって 円城塔 × 巽孝之 × 沼野充義

Polandポーランド

日本語

25 19:00 - 21:00
代官山会場 代官山 蔦屋書店 1号館2階イベントスペース

円城塔、巽孝之、沼野充義の3人がレムの作品といつ出会い、どのように読んできたのか、それぞれの立場から語り合う。レム原作、アンジェイ・ワイダ監督製作の短編映画『寄せ集め』(本邦初公開)も合わせて上映。

SF小説家として国際的に知られ、代表的長編『ソラリス』は世界の50カ国語以上に翻訳、ソ連のタルコフスキー監督やアメリカのソダーバーグ監督によって映画化もされたスタニスワフ・レム。円城塔、巽孝之、沼野充義の3人がレムの作品といつ出会い、どのように読んできたのか、また、レムが現代の世界文学にとって持つ重要な先駆的意味とは何なのか、レムはSF小説家だったのか、それとも未来学者か、あるいは哲学者なのか?――こういった話題について、それぞれの立場から語り合う。本邦初公開、スタニスワフ・レム原作、アンジェイ・ワイダ監督製作の短編映画『寄せ集め』も合わせて上映。

※こちらのイベントについては、以下の方法で代官山 蔦屋書店に直接お申し込みください。
・店頭 (1号館1階人文フロア)
・お電話 03-3770-2525(1号館1階人文フロア)

【登壇者プロフィール】

円城 塔 (えんじょう とう)
小説家。東京大学総合文化研究科博士課程修了。2007年、長編『Self-Reference ENGINE』(早川書房)で作家デビュー。2012年、「道化師の蝶」で芥川龍之介賞受賞。『屍者の帝国』(伊藤計劃との共著)で日本SF大賞特別賞、星雲賞日本長編部門受賞。2017年、「文字渦」で第43回川端康成文学賞受賞。SF的手法、数理科学の知識、メタフィクション的意匠などを駆使して現代小説の可能性を切り拓く前衛として、国際的にも注目されている。その他の代表的著作に『オブ・ザ・ベースボール』『烏有此譚』『これはペンです』『エピローグ』『プロローグ』など。

巽 孝之 (たつみ たかゆき)
英米文学研究者・SF批評家。コーネル大学博士課程修了。慶應義塾大学教授。現代批評理論に依拠してアメリカ文学史に新たな光を当てる四部作『ニュー・アメリカニズム』『アメリカン・ソドム』『リンカーンの世紀』『モダニズムの惑星』の他、『現代SFのレトリック』『メタフィクションの思想』『ジャパノイド宣言――現代日本SFを読むために』など、SFや最先端の現代小説を論じた著作も多数。『日本SF論争史』で日本SF大賞受賞。Full Metal Apache: Transactions between Cyberpunk Japan and Avant-Pop America (Duke UP, 2006)など、英文の著作も多い。

沼野 充義 (ぬまの みつよし)
ポーランド・ロシア文学研究者、文芸批評家。元ワルシャワ大学講師、現東京大学教授。ハーヴァード大学大学院で、ポーランドの詩人バランチャクに師事。主な著書に『夢に見られて』、『亡命文学論』(サントリー学芸賞)、『ユートピア文学論』(読売文学賞)、『世界文学から/世界文学へ』、編著書『世界は文学でできている』(全5巻)など。ポーランド語からの翻訳に、レム『ソラリス』『金星応答なし』『完全な真空』、シンボルスカ『終わりと始まり』、コワコフスキ『ライロニア国物語』などがある。

 

DAY325

代官山会場代官山 蔦屋書店

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